ごく普通のサラリーマンのサイクルロードレース

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鎖骨骨折から3週間で目指すツール・ド・おきなわ:怪我当日について

早速怪我当日です。

 

■レース後の対応について

怪我は川崎マリンエンデューロでやってしまいました。

落車時のことについては色々な方と相談しましたがここでは書きません。お許しください。

私の怪我について書きます。この前の記事でも書きましたが一緒に走っていた方、レース運営の方、助けてくれた方、チームの皆さん本当にごめんなさい。

 

左の肩から地面に接触し、転がるようにアスファルトに放り出されました。

立ち上がる際に打撃箇所を触ると痛みはあるものの手は動く状態でした。

この頃はまだ痛みは大したものではありませんでした。

 

救護者の方々にサポートいただき現場から救護室のある大会本部へ移動します。

バイクは先輩に移動して頂きました。この時点で詳しい損傷具合は分かりません。

 

看護師の方に言われたのは傷と痛みの具合から見ると骨折の可能性が高いとのことでした。

私自身、落ち着いて周りが見え出してきたこともあり段々と痛みが増してきます。

特に三角巾で腕を釣って頂く際に左手をちょっと動かしただけで吐き気を催す程の痛みを感じます。良く考えたらワタクシ…生まれて初めて骨折したかも知れません。

 

■救急病院に向かう 

その後、チームの先輩のゴールを待って早速病院に向かいます。

冷静なチームの先輩2名と救護で助けて頂いた方々のアドバイスを元に家の近くの救急病院に向かうことにします。

 

幸にしてチームの先輩の一名は私と同じ市に住んでいることもあり、土地のことを私より詳しくご存知でした。緊急病院も先輩の奥さんにリモートで調べて頂きそのまま車で直行します。

 

■レントゲンを見て 

救急病院に着くとほぼ待つこと無く、診察&レントゲン撮影となります。

レントゲンを見た当直の先生曰く

 

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「基本的には半年の回復を待ちましょう。手術は必要ありません」

 

とのことでした。ただ私が3週間後にツールドおきなわと言うレースが控えていることと私自身がそのレースのためにプライベートの全てを費やしてきたことを伝えると一応、手術も視野に入れた病院をご紹介してくださるとのことになりました。

 

「あくまでも本人と、明日診察される先生で決定することではありますが…」

 

と言う前置きの元、手術を実施可能且、しない場合も面倒を見てくれる病院を紹介の選択肢に入れてくださるとのことです。

 

ちなみに私の鎖骨骨折は左肩の鎖骨の一番外側が折れて居ました。

一見するとヒビ?と思われる程に骨は真っ直ぐついています。全くズレておりません。

そのこともあり一般の人なら手術の必要は無く経過観察しましょうとのことでした。

ただし、この後にこの骨がずれることが無いのか?と言うとその保証は無くズレてしまったらその時に手術しましょうと言う流れになるとのことでした。

 

それだと、時間を無駄にしてしまうことになるので私としては納得出来ず上記の流れとなりました。ただ、まだこの時点では手術するか否かを決めきれておりません。

 

そこで付き添いで居てくださった先輩からいくつかご存知の病院をお話いただき先生と相談の上、ある病院(私の家からも現実的な距離で外科手術数が多く信頼が於ける)をご紹介いただきました。

 

■失敗したこと

ちなみにこの日の失敗は2つあります。

 

1つは保険証をレース会場に持参しなかったこと。

2つ目は怪我後の服のチョイスです。

 

保険証は運転免許証と同じでほぼ毎レース持参しておりましたが今回は家から近いこともあり、運転免許証すら自宅に忘れてしまいました。

これで自宅に帰ってから病院に行った為、時間をだいぶロスしました。結果的に送って頂いている先輩にも迷惑を掛けることなりました。次回からレースおよび練習には必ず持参します。

 

2つ目は服…そう着替えです。

なるべく緩く楽な格好をしようと思いTシャツと短パンを持って行きました。

これが大失敗です。

なぜならあまりにも手が痛くてTシャツを着ることが苦痛以外の何物でも無いからです。こう言った場合、上着は前をボタンで止めるタイプのワイシャツがベストです。

いえ、はっきり言ってこれ以外の選択肢はありません。

 

この服を着てしまったことで次の日まで服を脱げずにシャワーを浴びることすら出来ないと言う最悪の状態を呼び込んでしまいます。

 

■困った一人暮らし

そして私は皆さんご存知の通り、寂しい一人暮らしです。助けてくれる人なんておらず、困った事態に陥ります。

はい。彼女もいないんですよ…。

 

幸いにして私の両親は二人とも75を過ぎて尚、薬にお世話ならずに済んでいる程の健康体です。今回、事情を話して自宅まで来てもらいました。

 

今回の怪我の具合とツールドおきなわの出場への渇望。

そして手術について…全て両親に話しました。

40歳を過ぎて親の許可を取る必要も無いとも考えましたが今回は親であれど、いきなり呼び出してたった一日にですが無理に世話になることもあり事情を全て話しました

私の母親はいまだに水泳をしており毎年マスターズにも参加する程の現役アスリートです。

お陰様で理解が早かったです。

 

母「レースを目標に治療と回復に専念することは良い。ただ仕事を疎かにしないよう心掛けて」

 

言われたことは全面同意で何も言えません。また一つだけ条件が付きました。

 

母「ダイエットは良いが減量は止めて、しっかりとご飯を食べること」

 

はい。これもぐうの音も出ません。しっかり食べますと約束しました。

今回は母親だけ次の日(ここで言う二日目)の朝に私の自宅まで来てそこから服を強制的に脱がせたり私が診察の間、洗濯やそのた諸々の雑務をしてくださるとのこと。本当に頭が下がります。

 

この日はこの親への報告を最後にすぐ眠ります。

風呂に入らずに寝たのはいつ振りだろう。ブルベ600の時も途中風呂には入ったので記憶がありません。それでも痛みに耐えながらぐっすり眠りました。

 

また、この日に掛かった費用ですが救急で掛かったこともあり合計4,960円のお会計です。この費用には新たに作ってもらった三角巾の費用も含まれます。

 

また、この日の痛みを怪我をした直後を100%とすると、

 

・シャツを脱ぐ際、三角巾を着ける際が200%オーバー(吐き気を伴う。)

・家に帰った時が90

・痛み止めを飲んだ後が70

 

と言う具合です。

ちなみに痛み止めは一日分と言うことで3錠だけもらいました。

これも次の日の朝には全て飲み切ってしまうので二日目の昼以降は痛み止めなしの値になります。

 

最後に布団で寝る際に肩を固定するために怪我をした左肩の下に座布団を半分折りにして寝ました。これが超効果的で肩もズレないし寝返りも打てないので安心して眠れました。

 

次の日は病院にもう一度検査に行きます。次の日が有給取得推進日で助かりました。

いつも最後までお読み頂きありがとうございます。