チェーンを洗浄!チェーンディグリーザーの素+超音波洗浄機+ベルハンマーゴールドでガッツリ洗浄してみました。
長い題名ですがガッツリとチェーンを洗浄してみたいと思い、現時点で購入できる割と本気な機材を揃えてみました。
機材だけでなく、洗浄剤やチェーンオイルも買ってみました。
*超音波洗浄機は本件と関係なく機材から煙が出たりとトラブルがありましたが現状はとりあえず問題無く使用できております。
使用した洗浄剤は?
チェーンディグリーザーの素と言う粉末です。
これは80度のお湯に解いて使うタイプの洗浄剤です。アルカリ性と言うことで一部、チェーンメーカーさんからは推奨されていないタイプの洗浄剤の模様です。
またこの洗浄剤はチェーンの内部にあるグリス?オイル?まで綺麗に流してくれるようでそれも問題視されている模様です。
使用するオイルは?
上記で内部のオイルまで洗浄してしまうとのことですので、今回はベルハンマーゴールドを使用したいと思います。
このオイルは潤滑性も去ることながらクルマのエンジンを組む際の初期当たり部に塗布されたりする組み込みオイルとして使用されております。
そのことを踏まえて今回、洗浄後にしっかり乾燥させてベルハンマーを塗布すると言うより染み込ませる方向で使用したいと思います。
早速洗浄する
使用した超音波洗浄機はこちら
この洗浄機には洗浄する液体の温度を制御(と言っても温めるだけ)する機能があります。ただ洗浄液を作る上で面倒を避けるため予め80度くらいのお湯を沸かしておき、チェーンディグリーザーの素を混ぜて行きます。
洗浄機側の温度設定は怖いので60度に設定しておきます。
実は中々温まらず…洗浄が終わる頃にやっと狙った温度になる程度でした。
洗浄時間は5分を2セットにしました。また、洗浄が終わったら新たに水を入れて洗浄をします。完全に?水が綺麗になるまで何度も洗浄します。私は洗浄機で洗うだけでなくプラスチック製の洗面器に水を入れてチェーンを入れてかき混ぜたりもしました。
その後、完全に汚れが浮き出てこなくなるまで超音波洗浄機で洗浄します。
この時点でチェーンを触ってもベタ付きが全く無く驚くほど綺麗になりました。
乾燥させる
乾燥も本気でやります。まずタオルで出来る限りの水分を拭き取ります。
次にチューブレスタイヤのビード上げ用のブースターで空気を吹き付け水気を飛ばします。そして最後に乾燥室で乾かして完了です。
オイルを塗布する
オイルの塗布ですが前述した通りベルハンマーゴールドを使います。
使い方としてはオイルは満遍なく塗布した後、袋に入れて保管する…だけです。
袋に入れておくとオイルが袋の底に溜まることが見受けられます。余分なものが足れていると考えたいと思います。
そのまま袋の中で約12時間おきっぱなしにして完成です。
余分なオイルを拭き取る
大きなタイルを使ってチェーンについて余分なオイルを拭き取ります。余分なオイルが残ると汚れの原因になるのでしっかり拭き取ります。
ちなみにベルハンマーは黒炭のような汚れ?が出ます。これは仕様のようで金属と金属が慣れ親しんで来ると出てくるようです。
実際に乗って見て
チェーン洗浄後に30kmほど乗ってみました。言い過ぎかも知れませんが新品の時より良い?ように感じます。
チェーンの音は無音です。かなり手間が掛かりましたが納得の結果です。思ったのは少々面倒ですが決戦前はこれを施行しようと思います。
注意点など
どうやらチェーンメーカーさんはアルカリ性のディグリーザー等を使うことをヨシとしていないようです。なのでこの施行をする場合は自己責任でお願いします。
また使う場合は完璧に近い状態までディグリーザーの成分を落とした方が良いので私自身は超音波洗浄機を使用して何度も水で洗い流す作業に時間を掛けました。
まとめ
完全に手間と時間を惜しまない方向けのチェーンディグリーザーだと言えます。それでも今までで一番納得ゆく結果を得られたのも事実です。
もしお使いになる場合は是非メーカーさんのご説明を理解した上でお使いください。私の使い方もかなり適当だと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます♪