ごく普通のサラリーマンのサイクルロードレース

ごく普通のサラリーマンがサイクルロードレース 世界選手権に出場を目指すブログ

【初参加】The PEAKSラウンド12赤城山2を走ってきました。

レース、ブルベ、The PEAKSとカテゴライズしても良いくらい他とは一線を画すイベントでした。

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私自身、今回参加するのは初めでしたが走って実感すること、周りの方の反応で感動することたくさんの刺激をいただきました。

これから参加する人の少しでも参考になればと思い私なりの学びを共有できればと思います。

どんなコースなのか?

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今回は赤城山の周りを走る170km、5,200mUPと言うコースです。数値だけ見ると目が飛び出しそうですが実際走って思ったのは距離の半分は下りだと言うことです。

なので距離はそんなに驚かなくて良いと思います。

またこの距離を個人で走るとドラフティングも期待出来ないのでかなり辛そうに感じますが、実際走って思ったのはイベントの名称通り「The Peaks」であり登ることに焦点を当てていると感じられました。それくらい登ります。まあそこは数値の通りです。

 

準備について

基本的には他のロングライドイベントに出るための用意と同じで良いと思います。

ただ、他とは違うのはウルトラトレイルランニングイベント並みにエイドステーションが充実しており補給食を大量に用意する必要はありません。

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私は緊急用のジェル2つとご褒美用?の和菓子2つをハンドルバッグに詰め込んで走りました。結果から申し上げますとジェルのみ2つとも消費しましたが和菓子は終わってから食べるだけになりました。

それ程までにエイドが充実していると言えます。

またボトルは2本用意し、エイドまでの間隔を考慮して2本フル満タンにしたり一本だけ満タンで走ったりと少しだけ重量を考慮した補給をしました。

ただ今思うのは常にフル満タンで良かったかもと言うことです。特に折り返し以降は結構長い間走るので水は重要です。

 

脚力的な準備ですがこのブログを読んで頂いている方には分かって頂けると思いますが登りはとにかく苦手意識を強く持っている方です。

PWRも現在そこまで高くないし、体重も中々重いです。それでもPeaks直前の4月と5月の前半は自分なりに走り月間1,500kmくらい走り切りました。土日はとにかくロードレースのチーム練に参加し、平日は時間があればダイエットと言うか減量のために30分でも良いから走る、もしくはローラーを漕ぐと言うことを実践しました。

準備としては本当にそれくらいです。

装備について

雨が降らない予報でしたので雨向けの用意は最低限にしました。

ただ赤城山の標高を考慮すると下りは寒く感じられると思いウィンドブレーカーだけで無く、冬用のグローブも用意しました。朝一発目の下りではこれが大活躍でした。ちなみに最後まで悩みましたが靴下は夏用でシューズカバーも現地まで持って行きましたが使うことはありませんでした。

四平的Peaksの走り方について

私なりの見解なので責任は取れませんが実施した走り方を書いてみます。これが正しいと言う訳ではありませんので参考にして下さい。

登りは200W縛りで走る

多分これが一番重要です。長い登りが何回もあります。頑張ると直ぐにオールアウトしてしまい次の峠を登る気を無くしてしまいます。

なので私は頑張らなくて済むパワーで淡々と回し続ける作戦にしました。現地で久々にお会いした友人に聞いたところによると登りは3倍から3.5倍で走れば十分ゴール出来るとのことでした。取り敢えず細かい計算が苦手な私はキリの良い数字である200Wをターゲットに回し続けることにしました。

これ、間違えてはいけないのは”急斜面でも緩斜面でも200W”です。なので急斜面では抜かれますし緩斜面では追い抜くことが多くあります。その際、何回も抜いたり抜かれたりすると良い気分にならない人もいると思うのでその度に200W縛りの説明をしました。基本的にみなさん非常に好意的に受け入れて下さいました。

*200Wと言う数字が大切なのでは無く、飛ばさない、全力を出さずに常に温存すると言うことを意味した表現であるとご理解いただければ幸いです。

 

人の話を良く聞く

私自身、スケジュールの関係上コースの思想を出来ておりませんでした。地図は事前に見ておいてコースを間違えないように努めましたが路面状況は走った人にしか分かりません。

なので恐縮ですが当日にお会いした友人にアドバイスを頂いたり走っている最中に周りの方に聞いたりさせていただきました。

本当にこのイベントの特徴とも言えますが参加者の皆さんが優しく、仲間意識が本当に強いです。お陰様でこの先のあとどれ位登るのか?この先の下りはガレているから注意が必要であるとか、色々なアドバイスを道中でもらうことができました。

次回はしっかり自分自身で情報収集を行なった上で参加したいと思います。

 

エイドステーションには必ず寄る

私は一回やらかして一箇所だけエイドステーションを飛ばしてしまいました。そこでボトルに水を入れなかったことが後々の失敗へとつながりました。

主催者の皆さんが良く考えて設置したエイドステーションですのでそこにあるのは意味があります。余程の猛者以外は休憩と補給に立ち寄った方が良いと考えます。

 

下りは飛ばさない

レースでは無いし私自身の目標が完走なので下りは無理せずに走りました。

どのイベントでもそうですが、落車したりアクシデントがあれば挽回するのは難しいです。と言うかほぼ無理です。なので下りこそマイペースで走ることをお勧めします。

ただゆっくり走ると言う意味では無く安全なペースで走ると言う意味です。

私は怖いと思った方の後ろには付かないし、例え早くても安定していると見えた方がいれば一定の間隔を空けてその後を走るように心掛けております。

 

楽しむことを心掛ける

私は知り合いには公言しておりましたがユルポタのつもりで走りました。ジャージもユルポタ用のおしゃれジャージでした。

 

ブユ(蚋)に気を付ける

虫除けを必ず使用しましよう。これ普段見落としがちな対策なのですがこれを見落とすと大変なことになります。なりました。

私自身どの対策が最適なのかまだ分かっておりませんが最低限虫除けは持参し、エイドステーションに入った時に必ず使用する等の対策が必要になると思います。

 

疲れたら休む

何だかんだ「頑張り過ぎない」ことが大切なのではないかと思います。

私自身、最後の一本を登る前に急激な眠気に襲われ30分程睡眠を取りました。これが功を奏し最後の一本も元気いっぱいで登り切ることが出来ました。

なので疲れたら休むことが重要なのかと思います。

 

まとめ

最初にも書きましたがイベントとしてカテゴライズが難しく、PeaksはPeaksの為の準備と対策をしないとならないと思える程、ちょっと異質なイベントでした。

何が凄いってスタッフの皆さんのホスピタリティが半端無かったです。そして走っている人たちとの仲間意識と言うか皆さんで「とにかくゴールしよう!」と言う意識が強く感じられました。

順位が無いと言うこともあり、走っている方々から「がんばりましょう!」と何度も声を掛けられました。

また先に行きますねと言うとかなりの高確率で「ゴールで会いましょう!」と返されることが多かったです。これもかなり新鮮な気持ちになりました。

数値だけを見ると本当に厳しいイベントに思えますがみなさんが挙って何度も参加される理由は単なる達成感だけではないと思いました。

それだけThe Peaksには特別な何かがあるように感じました。

 

スタッフ、参加者、応援してくださった皆さま

本当にありがとうございました!またぜひ参加したいと思います。

そしていつも最後までこのブログを読んでいただきありがとうございます!