ごく普通のサラリーマンのサイクルロードレース

ごく普通のサラリーマンがサイクルロードレース 世界選手権に出場を目指すブログ

(ホイール変更!ZIPP 404 NSW)ツール・ド・おきなわ前の最後のパワーアップ!その5

遂に! ZIPP 404 NSWについて記事を書きます。引っ張りに引っ張りまくり申し訳ありません。

ほぼ最後の方のパワーアップです。そして、大物です。

昨年まではBora Ultra 50を使用しておりました。ニセコクラシックもBora Ultara 50でした。ただ、今年は平地の巡航性能と下り、そして雨でのブレーキ性能を考えZIPP NSW 404を選びました。

ロードレースなら303なのでは?と言うご意見も頂きましたが周りの皆さんが303を選ぶ中、力の劣る私が同じチョイスとしても抜きに出る可能性は低いと思いまして404で落ち着きました。

f:id:yonpei-lespaul:20181101201642j:plain

ディンプル加工とNSW特有のブレーキ面が特徴です。

 

私自身の弱点ははっきり言って平地巡航能力と下りです。

いえ、もっと問題なのはインターバル耐性ですがこればかりは機材でカバーするのは難しそうですかね。と言うことで自身の弱点をカバーする意味でこの404にしました。

きっと対ツール・ド・おきなわ決戦兵器としてはやや(かなり)リムハイトが高いですがメリットは見た目以上にあるはずです。

f:id:yonpei-lespaul:20181101201723j:plain

ややロゴが見辛いので派手さに欠けますね。

ちなみにCervelo S3に装着するとこんな感じです。

f:id:yonpei-lespaul:20181101202211p:plain

 

さて、早速レビューです。

 

1.巡航性能

期待した通りピカイチです。Bora Ultra 50より上。

ちなみに後ろから追い上げると私が来ているのが前の人に分かる程、フォンフォンと音が鳴るらしいです。私自身にはその自覚はありません。

きっとダンシングの時だと思うのですが…。

巡航性能の正確なデータはメーカーサイトにあるかと思いますが私の感覚的には

凄い伸びるのかと言うとそうは感じません。

ただ周りの方々に聞くと平地で巡航速度が上がったと言われます。

事実、集団でローテーションしアタック合戦になった際も最後まで着いて行けます。

以前では全くついて行け無いチームの方々に…。

 

2.ダウンヒル

このホイールの真骨頂です。とにかく速いです。今ではスピードによっては漕ぐか脚を止めるか悩みます。ラチェット音はします。小さいですがちゃんとしております。ただ、走っている時にはほぼ分かりません。

どう速いかを説明するのは難しいのですがこれは体感できる程伸びます。

 

3.登坂能力

きっとリムが重いのでしょう。ただタイムに現れる程の重さではありません。少なくとも私レベルの脚では。重くて登れないとは感じられません。

私自身は緩斜面の登りが苦手です。短い急坂が好きです。長い緩斜面ではきっと重さの影響は少ないかも知れません。

ただ7−10%以上の登りでは重さの影響が少なからずあります。ただ下記しました剛性の強さでロスなくシッティング出来る事もあり使いようかなと考えております。

 

4.コーナリング

これはホイールの横剛性なのかタイヤのグリップ力なのかちょっと悩みますがブレーキしながら倒し込むことが出来ます。

特に短いコーナーより長くスピードが乗るコーナーの方が安定しているように感じます。

 

5.硬さ/反発力

Boraの方がダンシング時のたわみや反発力があり乗っていて楽しいホイールでした。

ZIPPは硬いと世間で言われておりますがその通り硬いです。ただ硬いと言うよりスポークも含めて変形が少ないと感じます。

Boraはたわんでしなってそれを推進力に変えて進む。

ZIPPは変形せずにその力を地面に伝える。

登坂中にダンシングでアタックを掛けるならBora、シッティングでゴリゴリペダリングするならZIPPが合うと思います。

 

6.ブレーキ性能

今回組み合わせるブレーキシューはDT swissのブラックプリンスです。全く持って不満はありません。

ただシューの当たりが出るまでは注意してください。当たりが出てからは良好です。晴天時はBoraと変わりませんが雨が降ると全く違います。初動からブレーキが効きます。ただ過信は禁物です。

 

7.横風

一番の問題だと思います。そして、全てのディープリムに共通する問題ですね。

Boraと比べてどうか?と言うと大した違いは感じられません。ただ風が強くなればなるほどその差は感じられます。

煽られる時のトルクが違います。

一気にガッツリハンドルを持って行かれると言うより強い力でハンドルを触られているように感じます。

 

8.まとめ

はっきりとしたメリットが感じられる素晴らしいホイールです。またデメリットについては私の中では横風だけです。基本的にシッティングで使って強みが出るホイールと感じております。これがレースでどう出るか楽しみです。

またこのホイール自体の性格も履かせるタイヤによって大きく変わるのでは無いかと思います。硬いホイールだけに空気圧を落とせるチューブレスを履かせたらその性格も大きく変わるのでは無いかと考えております。この点については今後の楽しみに取っておきます!

 

いつも最後までお読み頂き本当にありがとうございます。

同じ世代に限らずツール・ド・おきなわを目指すみなさんの参考になれば幸いです。

 

宜しくお願い致します。