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新型DURA-ACEホイール WH-R9270シリーズ C36 C50 C60を全て買ってみました。

新型DURA-ACEホイール WH-R9270シリーズのチューブレスモデルの3種類

C36、C50、C60を購入しある程度ではありますがそれぞれ乗ってみたので、そろそろレビューしてみたいと思います。

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きっと雑誌では私より速く知識のある方が既にレビューされておりますが、40代のごく普通のサラリーマンを名乗る私が実際に購入し使ってみて、いや使い続けて本当のところどうなのか?を忖度なしで書いて行きたいと思います。

 

前提として

比べる際にホイール以外が変わると何を比べているか分からなくなるのでホイール以外を出来る限り統一してみました。

具体的にはタイヤとバイクです。

タイヤはVELOFLEXのCorsa EVO TLRです。誠に残念ながらC36だけブラックでC50とC60はサイドが飴色になっております。きっと走りには影響しないはずです。

バイクはTarmac SL7とVengeの両方で使用してみました。

月並みですが数値的な比較等はしておりません。厳密な違いより私個人の感じた内容をお伝えできれば幸いです。むしろTarmac SL7とVengeの違いのレビューにならないように気をつけます。

またこのホイールではクリンチャーを使っておりません。なので全部チューブレスでの感想だと考えてください。

最後にホイールの比較対象は主に2つです。

ROVAL CL50

ROVAL RAPDE CLX(Gen-1)

です。今も私の中ではROVAL RAPDE CLXが最速です。

WH-R9270シリーズの購入した順番は?

C50→C36→C60です。

これは一番欲しいホイールがC50だったのと、”妻のバイクで使う”と言う名目でC36を購入し、Vengeのホイールが無い(ある)と言う偽りの事情を作り出しC60を購入しました。

やりすぎ感満載ですが例えばLightWeightやZipp454を購入するより少し高いだけで色々付け替えて遊べると言うメリットを自分の中に見出し購入に踏み切りました。

ただ今はCADEX ULTRA50が欲しいですが日本経済にはあまり貢献できなそうなので購入には至っておりません(ウソ!欲しいけど先立つものがなんとやらです)

なぜこのホイールを買ったのか?

ツールドおきなわを目指してこのホイールを購入しました。ニセコクラシックを走って強く新しいホイールが欲しくなりました。

当初の予定ではTarmac SL7でニセコクラシックを、Vengeでツールドおきなわを走る予定でしたがツールドおきなわをTarmac SL7で走ることにしました。

その流れでTarmacで使う新しいホイールが欲しいなと考えこちらを購入しました。

このホイールを買う前にROVAL RAPIDE CLXを購入することも考えましたがチューブレスに対応したモデルは少し重くなっていることでどうしても購入に踏み切れず…でした。

どうしてもチューブレスを使いたい。(一時期チューブラーに物凄く興味を持ったのは内緒)と言う気持ちからチューブレスに対応したものを中心に探しました。

記憶を辿ると昨年のサイクルモードシマノブースでC50を片手に熱弁していた説明員の方を思い出しました。

説明員「12速にのみ対応しており以前のホイールと全く違った新設計になっている。

アルテグラのリムとは外観やサイズは同じだが、使われている素材から同じなのはサイズくらいで全く違うものに仕上がっている。ぜひDuraを使って欲しい」

と力強く説明いただいたことを思い出しました。

感想の前に前置きが長くなりましたが子の言葉を聞いたから買おうと強く思うようになったのは事実です。

早速感想を書いて行きます

冗談や前置きはさておき、購入した順番に感想文を書いてみたいと思います。

素人が書く文章ですので生暖かい目で見守って頂ければ幸いです。

WH-R9270-C 50-TLの感想

早速ですがホイールの感想です。ROVAL C50と大きく変わったことがあります。軽さでも何でもなく”かかり”です。

詳しいことは分かりませんが色々調べるとハブがスターラチェットっぽくなっている方が一因している模様。でもROVAL CL50も同じ方式だった気がします。それでもC50の方が私にはかかりが早く気持ち良く走れます。

また変な硬さも無くダンシングでもタイミングを合わせやすく感じられました。乗って直ぐに買って良かったと確信できました。

またこれはホイールの効果なのか判断に迷いますがこのホイールを買った辺りから、ダウンヒル恐怖症が少しずつ解消されて参りました。合わせて低速コーナーについてもタイヤの食い付きと言うか路面を捉えている感触を感じながら曲がれるようになってきました。

タイヤを上手く使える構造になっているのか…そう思わせるホイールです。

結論を先に書くとこのホイールがあれば取り敢えず他を購入する必要は無いです。買った私が言うのできっと間違い無いです。

WH-R9270-C36-TLの感想

正直に言いますと一番使っていないホイールです。なので思い入れが他の二つに比べると低いかも知れません。ごめんなさい。

理由はこのホイール固有の問題と言うより普段、このホイールは妻が使っていることもありずっと私のバイクにつけっぱなしにしておく事が出来ません(笑)

そんな冗談はさておき、乗ってみた感触は私の中では平坦での伸びがC50より極端に少なく感じます。ホイール買ったぜぇーーー!!的な盛り上がりにイマイチ欠けるところが気分的に少し残念です。平坦では!

またどちらかと言うとシッティングで回すのにC50よりコツがいるように感じます。

シッティングでどんどん伸びてくれるC50に対してその感覚が無いと申しましょうか、ちょっと私には難しいホイールに感じております。

それとは逆にとはダンシング時にはこのホイールの弾力と言いますか柔らかさが感じられます。ただゴリゴリシッティングで登る感じには向いて居ないように思えます。まあ私の(重い)体重が大きく影響している為の感想かも知れません。

今後、Peaksに出ることもありこのホイールにはかなりお世話になる予定です。もう少し登りで使ってみてこの感想を更新して行きたいと思います。

また正直に言えばこのホイールだけVengeに装着しておりません。以外にも以前使用していたROVAL C38はVengeに相性が良く感じられたのでこのホイールもVengeだと違う感想になるかも知れません。

WH-R9270-C60-HR-TLの感想

一番最後に手に入れたホイールがC60です。ファーストインプレッションは思ったより重くない。です。

これは持った感触もですが、漕ぎ出しも走行中も思った以上に重さを感じません。当たり前ですが他のホイールと比べれば単純に違いをしっかり感じられますが。

使っていて思うのは先入観で感じていた登りは辛いんだろうなぁと言うあの感じがありませんでした。

むしろちょっとした(例えば1分から2分位)坂ならばそこまで苦にせず、むしろその手前の平坦でスピードを稼げるので勢い良く登れるようにすら感じます。

個人的にはC36より満足感があります。満足感の大きな理由はきっと見た目です。

そしてこのホイールですが鈍感な私にも乗っていて硬い!と分かる程度には硬いです。

下ハンドルを握ってダンシングする際もC50との違いはバッチリ分かります。

正直に言えば現時点ではタイミングが合わないのです。

ちなみにこのホイールはきっとTarmac SL7よりVengeの方が色々と合っているように思えました。それもあってVengeはメインでC60で行こうと思います。とは言え現時点での感想なのでもっと色々な使い方をして可能性を広げてみたいと思います。

まとめ

改めて見てみると薄い内容で驚きです。

実際にはガッツリと乗り込んでいるのはC50です。使いやすいと言うのもありますが乗っていて一番楽しい時間が長いのがC50です。そしてレースでも使う機会が多いホイールもC50です。

今後、エンデューロクリテリウムへの参戦も考えるとC60の出番も増えてくると思います。またPeaksに向けてC36+34tのスプロケの組み合わせでガンガン登って行きたいと思います。

ただ変わらないのはロードレースに出る際はC50が主戦力になるのは変わらないと思いますが〜

いつも最後までお読み頂きありがとうございます!