シーラントを盛大にぶちまけてしまったことを反省しております
今回家の割と近くではありましたがやらかしました。
バルブコアが吹っ飛んでシーラントとIRCのファストリスポーンを盛大に吹いてしまいました。
たまたま近くにいた方にハンドポンプを借りる事が出来たのでそのまま家に帰る事が出来ましたが割とまずい状況であったことには変わりありません。
事前にやっておけば良かった事等を振り返りながらチューブレスタイヤ運用時の注意点を纏めてみたいと思います。
何が起きたか?
結論は上に書きましたが、バルブコアが抜けました。
何故発生したか?を書いてゆきます。
朝イチでのあった出来事
朝イチにタイヤを確認すると空気圧が落ちておりました。幸いビードまではしていなかったのですが2.0bar台まで空気が減っておりました。
この時点で問題に気付くべきでしたが私はそのまま空気圧を再充填して走り出してしまいました。
走り出して空気圧が減っていることに気付く
そして、走り出して1時間くらいたってリアタイヤの触ってみると…この時点でかなり柔らかくなっておりました。
このまま走るのはまずいと判断し、CO2インフレーターで空気をまた再充填することを試みます。
二つ目の失敗
大変情けない話ですがインフレーターのバルブの開閉を確認しないまま、CO2ボンベを装着してしまいました。
情けない…
↑ここをクローズ方向に絞ってから取り付けるべきでした。
お陰様で一瞬でボンベが一本無駄になりました。(この時点では気が動転しておりボンベが空になっていると気付いておりません)
またこの後、無駄にも関わらずインフレーターを装着して空気の再充填を試みます。この時点でボンベ自体が空になっていることにやっと気付きます。
ここでもう一つ気付くべきことがありました。
インフレーターを外す時にバルブコアも一緒に外れてしまいました。
↑この下の方がバルブコアです。
ここでは何も思わずにバルブコアを手で締め込みました。
本来なら手持ちのツールキットで増し締めを行うべきでした。
IRCファストリスポーンをぶちまける
この時点でタイヤの空気圧を上げられるツールはIRCファストリスポーンのみとなりました。
朝の時点での空気漏れも気になっていたのでこれをぶち込めば…万事解決するのでは無いか?と変な意味で前向きな思考になります。
ファストリスポーンを挿入するためには付属のアダプタをチューブレスバルブに装着する必要があります。
取り付けは至って簡単です。ネジに沿って回すだけです。
その後、ファストリスポーンを上から押し込めば一気に噴射されタイヤに空気が充填されます。
ここまでは良かった…そうです。悲劇?はこの後起きます。
盛大にぶちまけました。
周りについたシーラント?刃手持ちの水で洗い流しておきました。
自分のバイクに付着したシーラントは家に帰ってから洗い流しました。
この時点で既に空気をバイクに充填するデバイスは…ありません。
どうしようか迷いましたがまずは喉が渇いたので多摩東公園に向かい水を飲むことにしました。
その後、紳士に助けられる
タクシーを呼ぶかと考えていながら多摩東公園の水飲み場に向かっていたところ、ロードバイク乗りの方と出会いました。
そこでハンドポンプを貸したいただけないか?お聞きしたところ
「持ってますよ。もちろん!どうぞ」
とのお返事を頂きました。
その後空気をシュコシュコと入れてゆくのですがバイク自身を倒れないように支えてくださったり、バルブ抜けを防ぐためにバルブ部分を持ってくださったりと感謝の言葉しかありませんでした。
本当にありがとうございました。
その時点では無事空気が入り、家まで帰れましたが帰る途中でシーラントが固まり出した影響かキコキコと何処からともなく音がし始めます。
この後、家に帰りほぼ全バラにして洗車したことは言うまでもありません。
何が悪かったのか?
完全に初動が悪かったと言えますがそれ以外に不味い点がいくつかあります。
・チューブレスバルブの定期交換の実施
・バルブコアの増し締め
・インフレーターの閉め忘れ及び使用時の開閉確認
・ハンドポンプの携帯
基本的にこの4つに問題があったように思います。
チューブレスバルブの定期交換の実施
気付いたらこのバルブは10,000kmも使っております。どれくらいで交換するべきなのか分かりませんが感覚的にはタイヤ交換時に合わせて交換しても良いかも知れません。
せめてバルブコアだけでも交換すべきでは無いかと思っております。
とりあえずレースが終わったらバルブごと交換する予定です。
バルブコアの増し締め
朝の時点で空気漏れが発覚しており、その際にタイヤやビード付近からシーラントが漏れていないことを確認しておりました。
冷静になっていればその時点でバルブコアを疑うべきでした。
少し緩んでいたのは確認できていたようにも思えます。レンチなどを使って増し締めしていればこのような結果にならなかったと考えます。
インフレーターの閉め忘れ及び使用時の開閉確認
超初歩的なミスではありますがインフレータを使う際にちゃんとバルブが閉まっているか?を確認してからCO2ボンベを差し込むべきでした。
なんでこんな初歩的なミスをしたのか…自分でも分かりません。
またそんな時のために予備で2つ持つことも必要かと考え今ではボトルケースの中に2つ入れるようにしております。
ハンドポンプの携帯
そもそもハンドポンプがあれば空気を充填することに困る状況にならなかったと考えます。最近のハンドポンプは軽くて小型、そしてその形状でも楽に空気を充填することが可能になっているようです。
今後はボトルケースの中に入るもので高性能なポンプを探したいと思います。
まとめ
今回の出来事がレース直前や人と約束している時で無くて本当に良かったと感じております。
そして、特に事故等に繋がるような事象でなかったことも不幸中の幸いであると考えます。
特に最近、チューブレスタイヤにしてからパンクらしいパンクに出会っておらず、こういった事象については気が緩んでいたようにも思えます。
今後、最悪のケースを想定してツールケースの中身を充実させてゆきたいと思います。
ここは楽しんでツール選びをするチャンスだと前向きに考えてゆきます。
いつも最後までお読み頂きありがとうございます!