LEOMO Type-S 購入からセットアップ→使用レビュー
ずっと悩んでいたLEOMO Type-Sを購入しました。
セットで約10万円と価格が高く躊躇しておりましたがこの手のモノは早く買っておけば!となるので取り敢えず購入しました。
結論から申し上げますともっと早く買えば良かった!と思うくらいには満足しております。
今回も御多分に洩れず大変長いレビュー記事となっております。
お時間のある時にお読みいただければ幸いです。
LEOMO Type-Sの構成
LEOMO Type-Sはサイクルコンピューターと5つのセンサーユニットで構成されております。
サイクルコンピューターはAndoroidが搭載されたスマートフォンベースの端末です。
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ちなみにこの端末、サイコンだけあってANT+も接続可能です。なのでBT以外のパワメやスピードセンサー、ハートレートモニター等も全て繋がります。
ここら辺が通常のスマホと違うところだと実感出来ます。
センサーユニットはスイッチ等は無くLEDが1つあるだけと言うシンプルな構成です。
このセンサー驚くことに常に電源がON状態。ただ専用のパレット?に装着するとOFFになります。このパレットは充電用のものとは違い、OFFにするだけのものです。
充電が完了したらこのパレットにセンサーユニットを差し替えて保管します。
オプション製品について
このサイコンの持続時間は公称11時間です。普通のサイクリングには十分な値に聞こえます。ですが、このサイコンの持続時間を更に長くできるバッテリーマウントもオプションで存在しております。今後、ロングを頻繁にやる場合は購入を検討します。一応、18時間保つようになるらしいです。
(商品名:パワーマウント)
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また常に使うものとしてセンサーを腰に装着する際の両面テープがあります。
こちらは消耗品なのでオプションではありますが出来れば1セット最初に購入することをオススメします。
(商品名:センサーステッカー)
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どのような製品なのか?
このLEOMOはきっとその次の世代のセンサーであると言えます。
LEOMOで出来ることと言えば
ペダリングを全身運動(主に下半身)として解析できることです。
足先と膝、そして腰に着けたセンサーを連動させてペダリングと言う動作そのものを解析してくれます。
ただ解析した内容自体が何を表しており、どのように修正すべきか?を知るにはそれ相応の知識と経験が必要に感じます。
私自身は付き合いのあるショップさん(Bike Shop Forza)で購入し、かなり手厚いサービスを受けられることが出来たので効果的に使うことが出来ております。
このLEOMO、購入する際には使い方を伝授、もしくは話し合える知人が近くにいることが必要だと感じます。またそのような存在が居ない場合は…LEOMO社の有料サービスを受けることで解決できるように感じます。私自身は受けたことありませんが〜
何が見えてくるのか?
実際に見えてくるパラメータをのほんの一部ご紹介します。どのように見えるモノなのか?のイメージは下記の写真をご確認ください。
全てを説明するのはかなり長くなりそうなのでここでは代表的なもの、そして私が現在特に注目しているパラメータを掻い摘んでご説明します。
- DSS(デッド・スポット・スコア)
これを見るために購入したと言っても過言ではありません。この値が大きくなるとペダリング中に淀みがあると言う事です。
またどこで淀みが起こっているのか?も一応、視覚的に見ることが出来ます。私の場合はほぼ下部で発生しておりますが
ただし表示上の問題は下部付近ですが、その原因は必ずしも下部にあると一概に言えないそうです。他に原因がありそれを特定し修正してゆくことでDSSの値が良くなることがあります。
私の場合はそれを正に目の当たりしました。
- Pelvic Angle(ペルビック・アングル)
腰、骨盤の角度です。私の場合はこの角度が寝ておりました。45度以下くらいでしたがこれが問題で膝が上がらない状況が作り出されておりました。
この角度を見直すことで上記のDSSも改善させることが出来ました。
今はこの角度を保つことでDSSが安定していることを目標にしております。
LEOMOのデメリット
褒めちぎっておりますがそれなりにデメリットもあります。大きく分けて5つ程あります。(結構ありますね)
- それなりに重量がある。
ほぼ小型のスマホですのでそれなりに重いです。レースでは使うことは無いのですがレース外でも重量は気になりますね。
- 装着がやや面倒。
毎回全てのセンサー主ユニットを両脚、両爪先、腰に装着する必要があります。
特に腰に着けるセンサーは別売りの両面テープで腰に直接貼る必要があります。これは意外に面倒です。
またちゃんとした場所に貼らないと数値が変わってくる可能性もあり注意が必要です。
そして一番の問題はこのセンサーの存在を忘れてトイレに入ると…そのままトイレに流してしい舞う可能性があります。結構いい値段なので流すと泣きます。
- 画面の解像度が低く見難い
一番の問題かも知れません。サイコンとして使うにはギリギリOKの解像度。
撮影した写真がちゃんと撮れているかの確認はちょっと怪しいです。
何よりサイコンモード(専用アプリの立ち上げ中)で見る時計の時間はほぼ見えないに等しいです。本当にもう少しだけ解像度の良いLSDにして頂きたかった。
LEOMOを使った効果は?
まだたった3回しか使っていない状況ですが私なりに大きな発見がありました。
また今回、LEOMOを使って分かったことを元に一つだけ調整を行いました。
具体的にはクリート位置を、踵よりから母指球の位置まで戻しました。
そのことにより異常な前乗りだったポジションが解消されPelvic Angleも50度以上に安定させられるようになりました。
このセッティングを施した次の日に久々にヤビツ峠に訪れてみました。
ヤビツ峠には自走では無く…レンタカーを借りて向かいました。そんなにアタックする気もなかったのですがどうしても花粉と国道の渋滞が気になってしまいトランポでの移動となりました。
この日はコンビニスタートのタイムで40分を切るくらいのペースです。私にすると普通より頑張っているくらいです。体重もいつもより4kg程度重め。
それでも終わってみていつもと違う感覚に襲われました。
何事も知るだけでは無く経験することにより理解することが出来るものだと感じました。
まとめ
最初の結論にも書きましたが私は購入して良かったと思います。
これをもし友人に勧めるのならどんな人に向いているか?を考えてみました。
・伸び悩んでいる方
・自分の走りにブレークスルーが欲しい方
・データ解析がお好きな方
LEOMO Type-Sはセットで約10万円と少々お値段が張ります。なので買うには少し躊躇いが生じるのも事実です。
私はなぜ買って良かっと思えるかと言うと客観的に自分のことを見るチャンスが乏しく何を指標にトレーニングを積み上げてゆけば良いのか?を見失っていた時期だからとも言えます。
私の場合はこのLEOMO Type-Sのお陰で弱点を特定し克服するために何をすれば良いか?を明確にすることができました。
(とは言えこれは一例でありまだまだ修正したい箇所はあります)
今後もトレーニングにライドに活用して行きたいと思います。
また少し時間が経ってからになりますが改めて活用方法なども書いてゆきたいと思います。
いつも最後までお読みいただきありがとうございます!