データで見る鎖骨骨折からの回復状況(ライバルは自分自身)
鎖骨骨折から約3ヶ月!
ロードバイクに乗れなかった時間:約2ヶ月。
ロードバイクに乗り始めてから1ヶ月が経ちました。
怪我後どれくらいパワーが落ちて、今どれくらい戻ったのか?
今療養されている方に向けてご報告したいと思います。
もしあなたが私のように怪我や病気でロードバイクをお休みされているのであれば、私の書いた内容がその励みや参考になれば幸いです。
指標:20分間平均パワー
まあFTPでも良いかなと思いましたが、今回は20分間の平均パワーを取り上げたいと思います。理由は同一の環境で計った数値の方が扱いやすかったからです。
怪我前の状況
PioneerのCycloshereで見るに私の20分間平均の最高出力は276Wありました。
ちなみにZwiftのFTP TestやRampTestでもほぼ同等の数値でした。
まあ、自分の感覚的にもこんなもんだと思います。
さて、この数字が高いか低いかは少し横に置いといて…これからどう変わったかが問題です。
事故から復帰直後の数値
年末に一度、家でローラーを回しました。その際、20分間の値が147W…。
この走り出す前にインフルエンザを患っていたこともあり怪我だけでなく体調も最悪でした。この状態で147W です。
この時は20分間ちゃんと漕げたのか?と言うと怪しいです。もう最後の方は辛くて流していました。
ただ、この時は数値が低いとかそんなことより”ローラーなら出来るんだ”とか”30分程度なら肩が痛いこともないなー”等の比較的前向きな感想しか出ませんでした。
また、次の日にも走りましたがその時は一緒に走ってくださった方がいたお陰で少しだけ数値が改善(199W)しております。
年明け後もほぼ変わらない数値で推移しておりました。
復帰後1.5ヵ月後の数値
非常に半端な日数ではありますが、自分でも力が戻ってきた実感が持てたのがトレーニングを開始してから約1.5か月後です。
2/15時点で236Wとあります。ちなみにこの前の日(2/14)にRamp TestでFTP計測を実施した際の記録は「242W」でした。
そもそもテストしよう!と思えるまで回復していたと言えます。
何をしたのか?:復帰後1ヵ月
実はTwitterでは呟いておりましたが1月中ほぼ特別なトレーニングは実施しておりません。
ほぼ目的無く“楽しい!”と思えることを前提に1月中は主に週末にサイクリングを実施し、平日はローラーでZwiftサイクリングでした。
ただこれも疲れが残る程やることは無くほぼ気分で実施しておりました。
他にはケトルベルを使ったスイング系とスクワットのトレーニングです。
初めてやった日は次どころか4日間くらい筋肉痛が続きました。
ただこの時はケトルベルが持ち上げられること、持ち上げても肩が痛くならないことに感動して辛さを忘れてガンガンやってしまいました。
その後筋トレは雨で外を走れない休日や、筋肉痛が完全に引いた日の夜にやる程度で定期的に実施しておりません。
ちなみに土日のトレーニングは先輩とほぼ平地をメインにサイクリングしておりましたが仕上げとして東京湾一周「ワンイチ」を実施しました。
走行距離的には約187㎞で獲得標高は500m。個人的にはこれでベースとなる体力が戻ってきたと判断しトレーニングを一段階上に引き上げる決断をしました。
何をしたのか?:復帰後2ヵ月目
2月に入ってからZwiftのFTP Builderを始めました。また毎週月曜日をオフ日に設定しました。
これは最初の方はかなり低い出力で約1時間程漕ぎ続けるようなメニューが続くこともあり復帰には良いトレーニングかも知れません。
ちなみに今もこのメニューは続けており、ほぼ仕事から帰ってご飯を食べた後に実施しております。
朝は5分から30分だけひたすら低負荷で回すだけです。トレーニングでも何でもありませんが、今の目標であるオフ日以外は全部乗るを実行するために実施していると言っても過言ではありません。
休日のトレーニング:実走時の指標について
更に土日のトレーニングですが、一人で走ることも増え、尾根幹~小山田を中心にペース走と言うか出来る限りの全力走を実施しました。
指標としては「坂を5倍」で走ると言うことです。別になんてことはありません。
小山田一周する間、尾根幹を矢野口からベンツ前まで走る間、その間に現れる坂を5倍で走り切る…それだけを目標に走りました。
あ、当たり前?ですが他は抜いてます。でも行けそうな場合は巡行時も踏んでゆきます。
5倍が出来たら出力を上げます。最初の坂だけ6倍、その後の坂は5倍…そんな感覚的な話ですがところどころサイコンの数値をチラ見しながら走りました。
人と走る。
今は、なるべく機会があれば人と走って頂くようにしております。
やはり人と合わせて走るには技術が必要です。
ここら辺からだんだんとアップダウンを入れて否が応でも出力を出さないといけない状況を作り出すようになりました。
パワーばかり気にしているように書きましたが本当に初期の頃は怪我をしてやることが無い時にアレコレ考えたペダリングについて実践してみたりしておりました。
今でこそ、そこそこ踏める脚が戻りましたが最初は踏んでいればすぐに筋肉が悲鳴を上げます。
トレーニングを再開した今、気付くこと
以前に書いたブログや。コーチに頂いたアドバイスを見直して自分なりに解釈した方法を思い浮かべながら走りました。
これって実はこんなこと(怪我や病気)が無ければ、こんなに積極的にやらなかったことだと思います。
振り返って大事だなってこの年齢になって文字通り痛感させられました。
また、こんな状況になったからこそ見直したこともあります。
それはトレーニングとか食生活です。
怪我をする以前は食事の栄養に気を使っていたものの、最終的にはダイエットと言う名の「無理な減量」をしておりました。
それが最終的に自分自身が怪我をして身体を元の状態に戻さなければならない時にエネルギーの貯えが無く回復することが出来ず、また傷口から不要な菌が入った際にも抵抗することが出来ず、最終的に大幅に体調を崩すことに繋がったのだと思います。
母親からもらった言葉を思い出す
私はアスリートとしては、本格的な教育を受けたことも勉強をしたこともありません。
今も同じで書籍から学び、Webから得た情報に対し自分自身の身体を検体として捧げてきたに過ぎません。
言い過ぎかも知れませんがそれが全てで結果は「良好では無かった」と言うことが一つの結果だと受け止めております。
で?何を学んだのか?
無理の先にあるのは無理でしかない。と言うことです。
私はロードバイクに乗ることが職業ではありませんし、生きるための収入は他で得ております。
なのでまず、その仕事に影響出してはいけないなと真剣に考えるようになりました。
話は変わりますが…
私の母は73歳にして自称“現役のアスリート”です。
ええ。ただ単に年に何回かある水泳の大会に出場する為に泳いでいるだけですが。それでも毎日を無駄にせず一生懸命泳いでいる(らしい)姿とその結果には脱帽します。
*マスターズでは思うような結果で無いものの、小さな大会では常に上位らしいです。母曰く。
そんな母に言われた一言が今でも忘れられません。
「健康の先にあるのがアスリート。元来アスリートは超健康でなければならない。」
ぐうの音も出ませんでした。これ前にも入院中のブログで書きました。
良く考えて見ると私が尊敬するアマチュアアスリートの皆さんはいつも健康です。
きっと節制もしているのだと思います。
でも体調を毎回崩したなんて話は聞いたことがありません。
レースをする上で体調を崩していたら良い結果なんて出ませんね。
それに気付くことが出来ず、今回の怪我→超体調不良に繋がったのかも知れません。
タラればを言いたくなる気持ちもありますが、結論は今気付くことが出来て本当に良かったと言うことです。
余談ですが…健康だと二日酔いにならない
実は最近、深酒をしても二日酔いになることがほぼ無くなりました。体調が影響していると思わざるを得ません。
きっと内臓の調子も良くなっているのだと想像します。
元より、私は健康診断で引っ掛かるなんてことは無いのですが…
長くなりましたが最後に目標を書きたいと思います。
纏め:2020の目標は
上期の目標ですが、まず以前の自分に戻すことです。
そしてレースの目標はニセコクラシック2020で上位20%に入ることです。
ええ。ニセコクラシックからUCIグランフォンドワールドシリーズ(UCI Gran Fondo World Series)への参戦条件が当初の上位25%→上位20%となりました。
前回も25%に届かなかったのに…とにかく20%へ挑戦です。
そして、後半はツール・ド・おきなわです。距離は悩んでおります。
210㎞の完走も視野に入れて140㎞、100㎞と自分が最終的に出場したい!と思うレースに挑戦したいと思います。
まずはシーズン通して怪我をせず超健康で過ごすことです!
いつも最後までお読み頂きありがとうございます!