S-WORKS Venge Discインプレッション!!
購入から早2ヶ月。
乗り出して約1,000㎞。
最長ライドは187km。
ワタクシ四平、やっとS-WORKS Venge Discインプレを書くことが出来るようになりました!
結論から申し上げますと本当に買って良かった!です。
周りの方々からは「実際どうなの?速いの?」と良く聞かれます。
それも含めて書いてゆきたいと思います。
私のVenge Discの仕様について
私はフレームセット単体でVengeを購入しておりますので完成車と少し仕様が違います。その点についても下記したいと思います。
しばらくこの仕様でレースにロングライドに普段乗りに取り組んでゆきたいと思います。
フレーム:Specialaized S-WORKS Venge Disc
ホイール:ROVAL CL50
ハンドル:Specialaized Aerofly2
サドル:Shimano PRO stealth Carbon Superlight
タイヤ:Specialaized S-WORKS Rapid air Tubeless
*フレームセットはSRAM eTap AXSモデルを単体購入してDura-aceのDi2 油圧ブレーキモデルを組み上げております。それもあって一部のVengeマニアからは二度見されることがございます!
*ステムを交換して少しだけハンドル位置を下げました。
ただ、もっと下げても良く感じますので今後も少しずついじって行きたいと思います。
今回の購入に当たりVenge Proを買うこと、フレームからUltegra(R8070)で組み上げることも真剣に悩みましたが“後悔しない買い方”を念頭に現時点で考えられる最高の組合せを目指しました。
ホイールについてはこのフレームを購入する際に特典として入手することが出来ました!そんな素晴らしいProposalをしてくれたショップはこちら!
しばらくこのCL50を使ってゆきたいと思います。
なぜ進むと感じるのか?
ディスクブレーキ&エアロでプロモーションされていたVengeですが私が感じた進むと感じるポイント別にあります。
フレーム剛性について
色々な表現があると思いますが、言われていたようにガチガチに硬いようにも感じず当然のことながら柔らかくて力が逃げる何てことはありません。
一言で言うと“強く芯がある弾性体”に乗っている様なイメージです。
カッチカチの硬さのバイクであれば、私のようなバイクを進める技術レベルが高くない人間が漕げば、前に進む以外の力は推進力にならず他に逃げて行ってしまうのではないでしょうか。
Vengeはエアロ性能ばかり取り上げられておりますがこの力を逃がさず受け止めて前に伝え、結果バイクを前に推し進める構造が抜きに出ているものだと考えられます。
実際、この受け止める力、そして前に進める力へ変換する効率のバランスが高次元で確立されているのだと感じます。
スルーアクスルについて
次に進むと感じる要因の2番目としてスルーアクスルが挙げられます。
スルーアクスル自体、メリットデメリットあると言われますが走り続けている状態ではメリットしか感じられません。私は前に乗っていたリムブレーキモデルのCervelo S3ではクイックスキュワー(以下:スキュワー)を使っておりました。
これはホイールの固定力をクイックリリースレバー(以下:クイック)以上に上げることを目的としておりました。スルーアクスルはこれ以上に固定力を感じられます。当然のことながら、設計段階からフレームにインテグレートされたスルーアクスルはクイックとは構造上、一線を画すものと言えます。
乱暴な言い方をすれば、クイックは取り付ける人間側の技量でその性能は大きく変わるように思えます。そして素早く取り外すことを考えて開発されたその構造は良く言えば縦方向に自由度があり、悪く言えば遊びが発生しやすいと言えます。
もちろん、ハブ自体がフレームに接触しますしクイックだけで固定する訳ではありません。
それでも、ロードバイクは平坦でまっ平らな路面だけを進む訳では無く“あらゆる環境”を走ります。そしてそれに応じてたくさんの外的要因(大小様々な入力)にさらされることになります。それは固定されている筈のクイックを少しずつ緩める要因になると言えます。
クイックのデメリットばかり書きましたが…スルーアクスルはその固定力の恩恵でとにかく進みます。回り続けます。私のホイールは上記にある通りROVAL CL50です。
上位グレードのROVAL CLX50ならもっと進むのかも知れません。でもCL50でもその効果を十分に実感できます。
ガッチリとフレームに大きく太いシャフトでホイールが固定されております。
しかし、このスルーアクスル…優秀なことにバイクを進ませる以外にも素晴らしい効果が発揮される場面があります。そうコーナーです。
コーナリング
いきなり感覚的な話になりますが高速コーナー、特に下りのコーナーでVengeは安心感を感じるようになりました。
と言うのもコーナリング時の姿勢安定性が高く感じられるからです。
以前、私が乗っていたCervelo S3(リムブレーキモデル)のスキュワーはクイックリリースレバーに比べて固定力は高いのですがスルーアクスル程ではありません。
スルーアクスル搭載のロードバイクはその構造上(全モデルかどうか?は分かりません。少なくともVengeは)、タイヤの路面への設置に“しっかり感”を強く感じられます。これがコーナリング中での安心感につながるのだと思います。
特に速度が高く長い時間、バイクを倒す姿勢を保つコーナリングではタイヤを路面と接地させている感触を強く感じることが出来ます。
もちろん、コーナリングと一口に行っても関連する要因が多くスルーアクスルとフレームの剛性感だけでは片付けることは出来ないことは理解しております。
それでも!スルーアクスルとそれを支えるVengeのフレーム剛性はコーナリング時に一役買っていると私は考えます。
*スキュワーを使いながらしっかりと固定出来ていなかった私の落ち度も否めませんが。
いきなりまとめ!
最初に買いた結論の通りですが本当に買って良かったです。
まとめには敢えて性能/機能については書きません。それ以外のことについて書きたいと思います。それ以外の良かったことを3つだけ書きたいと思います。
1. トラブルが少ない!
エアロロード2台目として我が家に来たVengeですが速さも去る事ながらトラブルが少ない優等生です。まず約1,000km走ってパンクは愚かブレーキ、変速等何もトラブルがありません。これってVengeのメリットなのかR9170のお陰なのか分かりませんがとにかく細かいトラブルが無くて安心して乗れます。
2. モチベーションが上がる!
Vengeが我が家にあるだけでロードバイクに乗れます(笑)
好きなバイクに乗る為にローラーも漕げます。2019年末にやってしまった怪我や病気から早く復帰しようと言う前向きな気持ちになれたのもこのVengeのお陰です。
3. 出会い
そして、一番の“良かったこと”はこのVengeに乗ることによって色々な人と繋がれたことです。
まず購入に際して、Bike Shop Forzaさんに出会うことが出来ました。
きっとTwitterでこの提案を頂いていなかったらVengeは買えなかったと思います。
そして道ゆく道でお声がけ頂く皆さん、その他にも仕事で話題になったり等と私の人生に出会いの幅を広げてくれました。
Venge Disc納車されました!
— 四平(ファン・ニステルサカイ) (@yonpei_mihira) 2019年12月22日
誕生日、クリスマス、正月が一気に訪れました〜
大切に乗りたいと思います!! pic.twitter.com/KaJa5gZk7P
このツイートを皮切りにたくさんの出会いに恵まれました。
Vengeの記事について
私が書いたVengeの記事を下記しておきます。
もし気が向いたら是非ご一読いただければ幸いです。
いつも最後までお読み頂きありがとうございます!