DIGITSOLE Run Profiler Cyclingを使用してみて(意外なまでに長編に…)
DIGITSOLEと言うものを使う機会にこの度恵まれました!
事の発端はTwitterでこんなつぶやきを発見しました。
クリスマスプレゼント企画🎄🎁🎅
— DIGITSOLE (@RURI79846521) 2019年11月27日
テレビや、雑誌などで紹介された
「通信するインソール」が当たる!
各サイズ1名様!
応募方法
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コメントにて足のサイズを教えてください!
応募条件
当選後Twitterにて、
宣伝していただける方限定🙇♀️
NEXT↓ pic.twitter.com/dmeVvt1dUS
見た瞬間!申し込むしかない!そう思い即応募しました。
手術後の体調不良とちょっとしたごたごたで弱っていた時に嬉しいお知らせを頂きました。
当選しました!!!!
はっきり言って頂いたもののレビューをするのは生まれて初めてなのでどこまで書いて良いか分かりませんが、起こったことの全てを書きたいと思います。
何故ならご対応頂いた方(Digitsole正規輸入代理店)の対応が素晴らしかったからです。
■商品について
まず初めにAmazonでの購入先を記載しておきます。
次に代理店のページ
■DIGITSOLEとは?
・一言で言うとインソールにセンサーが組み込まれたペダリング分析ツールです。何が出来るのか?は次に纏めますが私が最初にこの製品を知ったのはスタートアップがクラウドファンディングで資金調達をする時でした。
やっとMasssProductinoが出た!それが最初の感想です。
恒例の?重量測定です。片脚で69g!
インソールにUSBコネクタ!これだけでガジェット好きの心をくすぐります。
■DIGITSOLEで出来ること
・企画された当初たくさんの機能を盛り込むことを考えていた模様ですが現在出来ることは下記の5つです。
*詳細はAmazonの商品説明に書いてあります。下記は私が使ってみて出来ることを纏めておりますので正確な情報はメーカーのページをご確認ください。
①ペダリングテクニック分析
・ペダリング時の脚の裏の水平がどれほど地面と平行か?を解析してくれます。解析結果は主にそのサイクリングの平均値です。
*私が一番欲しかった機能はこちらです。
②筋力活動の概観
・行ったトレーニングから使用したであろう筋肉の部位を教えてくれます。
また使った部位をタッチするとその部分を強化するためのトレーニングメニューも教えてくれます。
③トラッキング分析
・きっと…外部センサー(GPS等)を連携してスピードや移動距離を計測している模様です。ケイデンスやパワー損失、ペダリングのバランスも表示されます。これもそのトレーニングの平均値が表示されます。
④疲労とケガのリスク探知
・疲労によって溜まったケガのリスクを10段階で教えてくれます。
私は時間が短すぎたのか強度が低すぎたのか…レベルが1以上上がりませぬ。
⑤オーディオコーチング
サイクリングの終わりに誰かが話しかけてくれます。スマホから聞こえるのでそれ相応の覚悟が必要です。聞く用意(音量等)が出来ていないと残念な結果に…。
■何に使いたいか?
・さて前置きが長くなりましたがワタクシ四平がこのDIGITSOLEを何に使いたかったのか?ですが、これはローラー練習時の踵の角度を測りたいと考えておりました。以前も知り合いにアンクリングが大きくそのことでペダリング時のロスが生まれているとの指摘をこのデバイスを使えば解消できる!?と考えた為です。
■実際使ってどうか?使い心地は?
・正直に言うとトレーニングが終わった後にたくさんの有益な情報が得られるのですがリアルタイムに情報が見えない(見えない情報がある)ことはちょっと残念です。
ただ、私はパイオニアのペダリングモニターを持っておりますが、このペダリングモニターのパワーメーター以外の機能はほぼこのDIGITSOLEで網羅できるのではないかと思います。もちろん使い方次第ですが。
使い心地では2つの良い点と2つの改良を望みます。
1.良い点その一:バイクに依存しない
良い点はバイクに依存せずシューズに仕込んでしまえば即使える点です。
これはかなり有益です。パワーメーターを例に取るとほぼバイクに依存します。
走り出す前にバイクから外して他のバイクに付ける…なんてことは面倒で仕方ありません。
DIGITSOLEの場合はシューズに入れてあればローラーだろうとサイクリングだろうと即使えます。
ただし!充電が満タンであれば…です。
2.良い点その二:スマホがあれば使える
特別な機器が必要ないところです。スマホのアプリを立ち上げて後はSyncすれば後は家に帰るまで、トレーニングが終わるまでつけっぱなしです。ただしスマホの電源には注意しましょう。
3.改良の余地ありその一:意外に分厚い
見た目で分かりますが以外に分厚いです。インソールは脚とシューズ…そしてペダルとのヒューマンユーザーインターフェイスであると言えます。
きっと人によっては合う合わないが出てくると思います。私自身は最初に太さに驚きシューズによっては窮屈に感じました。
幸いにして最近使いだしたBONT HELIXは40.5と少々大きかったこともあり走り出すと違和感はほぼありませんでした。
意地悪で右はDIGITSOLE、左はいつものインソールでも試しましたが途中から違和感が無くなりました。
ここでの結論は試し履き出来ると良いなと思いました。もちろんもっと薄くなることも望まれます。
4.改良の余地ありその二:サイコンに繋がって欲しい
スマホで使えるのは非常にありがたい反面、サイコンで使えればガチのサイクリストに普及しやすいのでは?と考えます。
私自身、スマホのアプリをずっと立ち上げることは日常でも避けたいと考えます。
それはスマホのバッテリーへのダメージを考えると必然だと思われます。
Wahoo辺りと接続可能だと本当に助かるのですが…DIGITSOLEさん無理ですかね?
■DIGITSOLEで困ったこと:接続設定について
これを一番最初に書く必要があるかも知れません。私自身はガジェット系大好き男子(おじさん?)です。PCも自作します。そんな人が挑戦したと思ってください。
・QRコードから必要なアプリ情報に飛べなかった。
これは一番最初に躓いたところです。最初にパッケージにあるQRコードからアプリストアにアクセスしようとしたら…Not Foundの表示。
あれ?
と言うことで、今度はマニュアルにあるQRコードからアプリストアへ。
やっとAppをダウンロード。実はこのアプリはバージョンが違うらしくあるところで詰まります。
一般的な情報登録をして、インソールとスマホ(iPhoneX iOS13.3)でSyncしようとしますがこの画面です。インソールにはQRコードは無いのでアプリを一旦落としてから再開します。アプリを立ち上げるとまたユーザー登録から…おいおい。
とは言え、もう一度Snycする画面まで行きますが何度やってもこの先に進みません。
まあQRコードが無いので進む訳無いのですが…。
しびれを切らして、本品を提供頂いた株式会社瑠璃さんにDMしました。
*これ基本的にダメな対応でした。問題が起きた場合は瑠璃さんのHPにある本国へのお問合せへ”英語”で問合せしましょう。
きっとお休みと言うこともあり、すぐには返信はありませんでした。
ちょっと暇だったこともあり同一の問題に当たっている人がいるか検索します。すると…本国への問合せ先を発見!そして、株式会社瑠璃さんはDMでの質問を受け付けていないと明記されておりました…ごめんなさい。
まずは瑠璃さんへ送った内容を私が英訳できるレベルまで簡素に整理し、英語で問い合わせを実施!
これで回答が来れば分かるだろうと思いこの日はこれで終了。
・アプリの正式版が判明!それでもつながらず…
そうこうする内に何と株式会社瑠璃さんから回答が…2,3回会話のキャッチボールをして正式なアプリを教えて頂きました。手違いで他バージョンのアプリを使っていた模様です。
指定されたアプリをインストールしてSyncし直しますが…Syncしません。悪いと思いながらもう一度質問します。すると充電状況について状況を聞かれました。
実は前日にフル充電しているので問題ないはずなのですが、聞かれたのでもう一度確認。いつもは使わない電圧&電流を計れるアダプタをかませて充電します。
すると!
あー。電流引っ張っていない…
ちなみに電圧は掛かっております。ACアダプタの不良ではなさそうです。
そうです。充電で来ておりません。即ご報告すると瑠璃さんの方で新品を送ってくださるとのこと。しかも動作確認を行ったうえで…。
ちなみにこの後、新品が届いたあとに既にご連絡頂いていたアプリでSyncさせたところ何の問題も無く接続されました。
*ちなみに本記事の執筆時点でも本国のメーカーから何の回答がないことも付け加えておきます。
■DIGITSOLEに足りないものは?
はっきり書くと、上記の改善ももちろん必要ですがその他に3つあります。
1.パワーメーター機能
これはこのデバイスを使う人が本当に欲しい機能の一つです。
もし、この製品にパワーメーター機能が搭載されていてこの価格帯であれば売れると思います。専門的な知識無く取り付け可能であり安価なデバイス…夢ですね。
2.サイコンとの通信機能。
難しいことは理解できます。あのパイオニアもサイコンは専用品です。
Wahooと連携してもCyclosphere(パイオニアのクラウド)にはつながりません。
最低限の情報だけでもANT+やBTでサイコンに表示され保管されれば使い勝手はぐっと上がります。
3.3rd party
インソールはサイクリストだけでなく、ランナーにとっても他のアスリートに取っても非常に大切なコンポーネントであると言えます。
決まったインソールで全てが解決することはまずありえません。
(インソールメーカーが各社あり商売が成り立っている)
このデバイスの機能が有名なインソールメーカーのあの品に入れば…使う人も増えるのではないでしょうか?もちろん、価格は現在より上がってしまうのでしょうけど。
今後の展開としてインソールメーカーとのコラボ、そしてシューズメーカーとのコラボも楽しみにしております。
シューズに入ればやれることが増える気が…夢です。
■まとめ
長くなりましたが、このデバイスは今後標準的にシューズやインソールに組み込まれれば良いなぁと思います。まだ使い込んでおりませんが、問題はバッテリーの持ちと毎回スマホにSyncさせると言う作業です。
現段階で言えることはローラーを使ったトレーニングならば何の問題もありません。
使う前に靴を脱いで近くで軽く揺さぶるだけです。
今後の期待は他のロードバイク向けのセンターと同等のConnectivityです。
ロードバイク向けのセンサー(スピード、ケイデンス、パワー等)は一度、サイコンとSyncさせてしまえば後は無意識で使えてしまうものがほとんどです。現段階でこのDIGITSOLEはまだそこまでのConnectivityはありません。まだMassProduction第一弾です。今後に大いに期待したいです。
そしていつの日か心拍系を使うくらいのお手軽さ?でこのインソールが使えるようになることを願っております。
最後にこのDIGITSOLEを使うチャンスをくださった株式会社瑠璃さんに感謝申し上げます。
私はもう少しこのDIGITSOLEとお付き合いしてみたいと思います。
使い込めば違った視点で分かることがあるかも知れません。
長い記事を最後までお読みいただきありがとうございます。